論文情報を追加しました
投稿日: 2013/08/20 1:24:40
リママメの新規テルペン合成酵素に関する論文がNew Phytologistに掲載されました。
東京理科大学の有村先生には生物コミュニケーションに関するセミナーを先月開催していただいたところですが、特に、トランスジェニック植物を解析に利用することで、ハダニの食害によって誘導される葉の香りであるTMTTの機能が解明されました。当該研究で実証された、ハダニの天敵であるカブリダニを誘引するTMTTの潜在的能力は、減農薬型の害虫防除法の開発に応用できると期待されます。本研究は、東京理科大学 有村博士、中央農研 下田博士、ドイツ マックスプランク研究所 Garms博士、Boland博士、イタリア トリノ大学 Brillada博士、Maffei博士との共同研究で行ったものです。 現在、有村先生とは花の香り改変に関わる研究を共同で進めています。
Brillada et al.
Metabolic engineering of the C16 homoterpene TMTT in Lotus japonicus through overexpression of (E,E)-geranyllinalool synthase attracts generalist and specialist predators in different manners. New Phytologist (in press)