トレニアの花色変異に関する論文を発表しました。 トレニアの白花色の変異にはフラバノン3水酸化酵素遺伝子のプロモーターに挿入されたレトロトランスポゾン(TORE1)が 関与することを明らかにしました。 トランスポゾンは植物のゲノムに散在する配列でゲノム進化の大きな要因と考えられており、 ゲノム構造や遺伝子の発現調節に関与しますが、トレニアでのレトロトランスポゾンの報告は初めてです。 リンドウでも各種トランスポゾン様配列の解析を 進めていますが、花色等様々な変異に関与することがわかってきており、 育種への応用が期待されます。 Molecular characterization of mutations in white-flowered torenia plants. Nishihara, M., Yamada, E., Saito, M., Fujita, K., Takahashi, H., Nakatsuka, T. BMC Plant Biology (in press) |